「Psylent Phantom/サイレントファントム」読みあいが面白い!”超能力バトルカードゲーム”【感想】

4 min

こんにちは。SeaSeaです。最近、友人とボードゲームカフェに行ったのですが、そこでボードゲームの楽しさに目覚めてしまい、いろんなボードゲームをプレイしています。

そんな中で、2~4人で遊べる「Psylent Phantom/サイレントファントム」を紹介したいと思います。

Psylent Phantom(サイレント ファントム)

Psylent Phantom/サイレントファントムとは

・2人~4人用カードゲーム
ルールが単純ですぐに遊べる
・15分~20分
・超能力バトル
・読みあいが楽しい
・一発逆転
・絵がきれい
・約3000円
・制作:Baka Fire Party
Psylent Phantom(サイレント ファントム)

最初に”能力”を2つ選び、それを相手に隠した状態で、各手番にカードをプレイしあいながらターゲットのライフを0にした方が勝ちというシンプルなルールのカードゲームとなっています。

ユニークな点はライフを0にする方法が、2種類存在することです。

一つは、相手に直接ダメージを与えて、12ポイントダメージを与ええることです。

一発逆転のレゾナンスリング

もう一つが相手の能力を2つあてることです。

このゲームでは能力によって使えるカードが決まっているので、ゲームが進むにつれて、相手の使っているカードが重なっていくので、自分の能力がばれないようにカードを使っていきながら、相手のライフを0にする必要があるのです。

カードの種類

本来は、右の能力カードは伏せられています。

能力者カード

自身を表すカードです。初期ライフは12で、0になると敗者となります。

能力タロット

雷、熱、運命、念動、空間、精神の6種類が存在します。この中の2枚が、自分の能力となります。

アクションカード

使用するカードのことをアクションカードと呼びます。アクションカードは、左側に能力が書かれており、自分が持っている能力があるものしか使用することができません。

必殺技カード

一つの能力でしか使用できない、必殺技カードも存在します。このカードを使うと、一つ能力を開示することになりますが、非常に強力なカードになっているのでタイミングを見て使用していきたいカードです。また、”精神感応”に使用することも可能です。

攻撃カード/防御カード

攻撃カードは、自分のターンに使用することができます。防御カードは、相手の攻撃カードに対して使用することができます。なお、防御カードも能力があっていないと使用できません。

交渉カード

3~4人で遊ぶ際に使用するカードです。4人プレイの場合、対角線上のプレイヤーは実質的に味方となるため、協力することもできます。

特殊効果

精神感応

任意、または指定されたカードを相手に提示し、そのカードが使用可能かどうか?を回答させます。使用可能であった場合は、縦向きに、使用できなかった場合は横向きに場に捨てます。

運命干渉

自分や他者のカードを無作為に1枚選び、そのカードを見たうえで山札の一番下に戻します。運命干渉をされたプレイヤーは、代わりに山札の一番上のカードをドローします。

防御不可

防御が出来ない効果を持ちます。

ダメージを受けない

次のターンまで、レゾナンスリング以外のあらゆるダメージを受けなくなります。

勝利条件

  • ライフが0になると敗者
  • ターゲットのライフが0、かつ自分のターンで体力が1以上の場合勝利
  • ターゲットが勝者として離脱している場合、敗者
  • 山札が0になったとき、各自1回ずつプレイし、商社が生まれなかった場合、全員が敗者

ゲーム進行について

①能力カードを選ぶ

各々に、能力タロットを3枚配ります。その中から2枚を選び(同じ能力も可)、使用する能力として手元に伏せます。2人対戦の場合は、6種類を各々に配り、その中から自由に2枚を選んでもかまいません。

②先手から順に山札から5枚引く

超能力あるいは、無作為な方法で先手を決めます。(公式の表現です。この表現めっちゃ好き)

先手から順に、山札から5枚引き、先手と二番手は2枚を選び手札とします。三番手と四番手は、3枚を選び手札とします。

選ばれなかったカードは裏向きで山札に戻しシャッフルします。

ターンサマリー

③カードを引く

先手から時計回りにすすめます。

山札の上から2枚見て、1枚を手札に加え、1枚を山札の一番上に表向きで戻します。

表向きで戻すため、相手がそのカードを取ったかどうか?がわかるようになっており、どの能力で使用できるカードを取ったか?を記憶しておくと、相手の能力がある程度は予想できるということです。(もちろん、わざと取ることもできるので、駆け引きが生まれます。)

1ターン目の先手と3番手は、1枚を表向きにするのみで、カードは引けません。

④任意:オーバーロード

自分に1ダメージを与えることで、次の効果の片方もしくは両方を行うことが出来ます。

・山札から追加で1枚引く ・手札から1枚を裏向きで山札の底に置く

⑤任意:レゾナンスリング

ターゲットの能力がなんであるか?を宣言します。実際の能力とあっていた場合、ターゲットは能力2枚を公開しライフを0にします。あっていなかった場合、代償として5ダメージを受けます。

⑥任意:カードの使用宣言

手札から攻撃カードか交渉カードを1枚使用できる。

⑦カード効果の解決

防御カードが使われている場合、先に防御カードの効果を解決したのちに攻撃カードの効果を解決します。

⑧手札調整

手札が4枚以上の場合、手札が3枚になるようにカードを捨てます。捨てたカードは横向きに置かれます。

殴って倒すか、レゾナンスリングを狙うか

攻撃的にカードを使用し相手のライフを0にするか、自分の能力を隠しながら相手の能力を読んでいくのか。勝つために様々な戦略をとることができるがこのゲームの魅力です。

また、ランダム性があるため、”同じ展開”が生まれにくく、その場その場で最適な戦い方を考えていく必要があります。基本的には、自分のやりたいことを押し付けていくようなゲーム性なので、相手からの妨害を予想すると、”自分がやりたくないプレイ”が最善になるということは少ないです。

運要素は高い

流石に、レゾナンスリング一発で当てるには、確率が低すぎますが一つ能力が確定してしまうと、6分の1になる(各能力の組み合わせ)になるので、たまーに能力が当たってしまいます。

2分の1という状況は結構生まれてくるので、勝てる!と思っても運ゲーで負けるということも多々……。真剣勝負!というよりは、少し気楽に楽しむゲームになっています。

運 = 超能力 という解釈が面白い

このゲームは、超能力者同士によるバトルという設定になっています。そのため、運というのはあくまでもその人の超能力という設定なわけです。

なので、単純に運で相手に勝った!ではなく、相手に圧倒されている状況で、ライフ1のギリギリの状態で放ったレゾナンスリングが、相手を無力化するというアニメや漫画のような熱い展開であるという解釈となります。

TRPGでいうところのロールプレイのような要素があると自分は思っているので、友人とプレイするときは、「これで決める!レゾナンスリング起動!!」と叫びながら遊んでいます。

カードゲームにありがちな、”運ゲー感”を超能力バトルというモチーフを入れ込むことで、”あくまでも超能力”という解釈ができるようになっているのが非常に優れていると思います。

Psylent Phantom(サイレント ファントム)

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です